夏の蝉

アスファルト焼ける季節

息苦しさで 呼吸を感じる

生きてる心地 感触は

走るスピードの中には無い

 

心に触れて 見つめ合う

 

焼けた道 蝉の死骸 切なそうに

“私は自然に還れるのだろうか”

震える掌に 少しだけ見えたのは

嗚呼 恋しい 夏の、、

 

暑さと涼しさ織り混ぜて

何かが私の横を 通り過ぎた

地面に生える雑草だけが

私の歌を 知っている

 

心に触れて 響き合う

 

草叢で 私一人 ナイテイル

“そっと静かに生きていたいんだ”

存在が全てを抱き締めているから

嗚呼 心が、、

 

貴方だけでは 頼りなくて

私だけでは 空言で

貴方だけでは

私だけでは

 

焼けた道 蝉の死骸 切なそうに

焼けた道 蝉の死骸 切なそうに

 

焼けた道 蝉の死骸 切なそうに

“私は自然に還れるのだろうか”

骨を砕いて 磨り潰して 風に乗せて

嗚呼 夏の夜の 星にして

 

嗚呼 夏の夜の 星にして